ゴーリストブログ

ゴーリスト人事部のブログです。会社の雰囲気・社風や制度など、ゴーリストの情報を発信していきます。

魔法と日常が喧嘩するほど。

勤務日の朝、ちゃんと起きるコツは、自分を褒めてあげること。
あんなに起きたくないのに、あんなに会社に行きたくないのに、今日も奇跡的に起きたね、はい起きた、と。小学生の頃、授業は別に好きなわけじゃないけどクラスの友達に会いたいので大人しく学校に行く、という気持ちは社会人になっても変わらなかった。
ちなみにカギはどこだっけ。
日傘をさして、セミ、元気だね。
いつもよりもギリギリな時間でオフィスに到着。慌しく「おはよござぃます」と挨拶したら、「今日は柄服デーですか??」と聞かれた。どうやら今日の柄も好評らしい。
いかにも海に行きそうな格好で掃除に行くと、面談に来社した就活生たちとバッタリ会った。なんだよこの視線、今度はアロハシャツで面接してやるぞ、と心の中で決めた。
朝会、メールボックス。違う言語でしゃべると、キャラも少しだけ変わってしまい、役者の気持ちになった。そして、電話で話したら、高くなる自分の声はまるで別人のように聞こえて、不思議でたまらない。
昼ご飯は2階のフリースペースで。サラダとおにぎりをもぐもぐ。食事が終わり、忙しくてすぐ仕事に戻るつもりだったが、ソファと午後の日差しに捕まれてしまい、まどろみに落ちた。浅い夢の中、電車のガタゴトと微かなピアノの音が聞こえる。このビルに、ピアノ弾きがいるんだっけ…。気になって起きたら、思い出した。そうか、あなたか、Alexaさん。
さて仕事。集中しようとすると、思わずサンダルを脱いでしまい、裸足でソファでゴロゴロするようになった。女の子としてはちょっとお行儀が悪いが、今日は社外の方と会わないので大丈夫。イヤホンを付けて、バックオフィスの方が買ってくれたアイスを食べながら作業して、夏休みの宿題をするような気分になった。
自社のウェブアプリを使って「ここは改善できるのでは?」と思って、4階に戻って開発部の方と相談。「すぐ直せるよ!」とすぐ直してくれた。
仕事に没頭したら、なぜかオフィスに拍手が起こった。訳がわからないがとりあえず自分も拍手する。なるほど隣の事業部は新規売上が立った。
気付いたらもう定時。とりあえずパソコンを持ってフリースペースへ急ぐ。先輩たちが楽器をチューニングする音をBGMにして、残りの仕事をする。あっ、今弾いているのは確かに、大好きなあの曲。いやいや私を待って!とさっさと仕事を終わらせる。
氷結ストロングゼロで乾杯。簡単な食事をして、さっそく部活を始める。椎名林檎の大ファンである役員さんの注文で、まずは「丸の内サデスティック」を。ボーカルは下手だが、先輩のギターと役員さんのベース、そしてインド人のお兄さんの生まれつきのリズム感に頼り切って、歌うだけでいい女になったと錯覚していた。
事前に決めた曲を一通りやった。そして気まぐれに歌って、弾いて、教えて教えられたりして。こんな曲も知っているね、こんなこともできるね、とお互いに驚く。お酒の勢いで人生相談。飽きたら帰る。
そしてシンデレラの魔法が解ける時間に寝る。
 
何でもない毎日に散らばっている、魔法的な瞬間を掴みたくて、私はここにいる。

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(写真の曲は歌われていませんでした。)
 
おまけ
まともに書いた、ゴーリストの平均的な一日。